MUFG中国月報10月号に「中国新興市場の動向-シニア消費の勃興」を寄稿しました。
中国のシニア市場が新たな成長段階に入ったことを分析しています。日本企業にとっては、新たな追い風となることでしょう。
60歳以上が人口の22%を占め、総数3億人を超えた中国では、今や「シニア消費」がGDPの約20%に達しつつあります。特徴は「未富先老」――豊かになる前に高齢化が進む構造です。しかし同時に、都市部を中心に、健康志向で自分らしい生活を求める“アクティブシニア”層が急増しています。
ご興味のある方はぜひご一読ください。
MUFG BK 中国月報(2025年10月号)「中国新興市場の動向-シニア消費の勃興」

この世代は、かつての「親のために生きる」時代を経て、今は「自分のために生きる」時代を迎えています。コンサートや旅行を楽しみ、友人と「青春を取り戻す旅」に出かける姿も多く見られます。女性同士の旅行や、ファッション・健康食品・スマホ活用など、新しい分野での消費拡大も顕著です。
また、この世代の子供はほとんど一人っ子で、改革開放政策の時代に育ったため、親子の関係性や嗜好や価値観も以前にご説明したように大きく異なります。そのため、子供の考え方やライフスタイルから影響を受けるケースも多く、この点を踏まえてマーケティング戦略を立てることが重要です。
本レポートでは、政府も「シルバー経済」の育成を掲げ、高齢者大学や在宅医療、介護インフラ整備などに積極的に取り組み、さらに、ロボットやAIを活用した「インターネットプラス」分野の発展も、今後の市場拡大を後押しする要因になると考えています。
日本企業にとっては、すでに成熟した国内のシニア市場で得た知見を活かせる絶好の機会といえます。単なる介護ビジネスではなく、健康・学び・旅行・ライフスタイルなど幅広い分野で、中国のアクティブシニアの“心の豊かさ”に寄り添うサービスを提供できるかが鍵になります。ご一読いただければ幸いです。
また、「こういったテーマも知りたい」といったご要望がございましたら、いつでもご連絡ください。